2018年6月13日 16:24#851
では、”アニメの世界線に視聴者側に疑念を持たせる”意図についてですが、今回の話の大きなキーワードである「夢」が関わっているかと。
原作ではさくらちゃんがいつ夢に入ったか出たかが分からない描写があり、さくらちゃんが過ごす現実の世界(優しい世界)と得体の知れない不気味な夢の世界の境界線を曖昧にしてます。
それをアニメでは上記のような形で表現しているのかと。
さくらちゃんの星の力が、制御出来ない程強くなっているように、”夢の力が強くなっている”ことがモモ様の台詞から語られます。(星の力と夢の力が比例する形で強くなっている)
つまり、物語が進む毎に、さくらちゃんがこれまで過ごしてきた優しい現実の世界が、得体の知れない不気味な夢の力により侵食されていく不安を、さくらちゃんだけでなく、読者と視聴者にも植え付けているんです。
そして、今後それがピークに達し、真実が明らかになり、事件が解決した時、夢から覚めたように、さくらちゃんも読者も視聴者もクリアな気持ちになって、現実の世界に戻っていくというのを、CLAMPさんは狙っているのではないでしょうか?
アニメは続編がある前提で書いたのと、かなりの長文になってしまいましたが、以上です。